たまには食糧問題を考える(後編)

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昨日の続きで食糧問題を考えてみました。
まず日本で本当に昆虫食が必要なのでしょうか???
将来的な食糧難への対応として、今から研究しておくというのはありだと思います。
世の中いつどうなるかなんて分かりませんので。
ですが、その前にやる事があるでしょうと言いたい。

今の日本ではとても大量に食品が捨てられています。
消費者庁によると、令和2年度の食品ロス量は522万トンにもなるそうです。
このうち食品関連事業者から発生する事業系食品ロス量は275万トン、一般家庭から発生する家庭系食品ロス量は247万トンだそうです。
東京ドームの体積(約124万㎥)に換算すると、ドーム4.2杯分にもなりますね。
国民一人当たり毎日お茶碗1杯弱の食糧が廃棄されている計算になるらしいです。

そして食品関連事業者の廃棄の内容は、スーパーやコンビニなどで売れ残った商品や返品された商品。飲食店での食べ残し、売り物にならない規格外品などが含まれるそうです。
もうひとつ一般家庭からだと、家での料理の作り過ぎによる食べ残しや、買ったのに使わず捨ててしまうこと、料理を作る時の皮のむき過ぎなどが当てはまるそうです。
買った食品を使う前に傷んでしまって捨てることも(たまには)ある身としては耳が痛い…(汗)

そして日本は食料自給率が38%と低く、62%も輸入しているのにこんなに捨てている…。
この現状はいかがなんでしょうか?
コオロギ食の前にこの廃棄量をもっと減らすことが必要でしょう。
子供達もよく話していますが、学校給食を残す人がかなりいるそうです。
あまり得意ではないものがメニューにあると、かなりの食糧が捨てられているとか。
食べ慣れないおかずとか多いのでしょうか??
各家庭での食生活は分かりませんが、普段どんなものを食べているのだろう?
とちょっと気になります。
まさか毎日ファーストフードではないと思いますが。
限られた予算の中から知恵を絞って栄養バランスを整える献立を作っている関係者の方々に申し訳ないと思えないのでしょうか…。
ちょっと悲しい現実ですね。
だからせめて自分の子供達には
『君たちが大人になる頃、今みたいに食べたいものが身近に溢れている世の中が続いているとは限らないんだから、感謝して大切に食糧を頂こうね』
と言い聞かせてきました。
おかげで(?)大した好き嫌いもなく、比較的なんでも食べられる子になってくれました^^
感謝です。

そして社会に目を向けると、しょっちゅう牛乳を廃棄しなければならないとか、豆腐を作った後のおからが大量に有効活用される事なく廃棄されているとか、もったいないニュースを見聞きします。
これらの廃棄をなくすためにもっと社会全体で取り組む方が先じゃないの?
といつも思います。
牛乳、おから、あとはお米を精米した後の米ぬかとかお酒を絞った後の酒粕とか、栄養豊富な昔ながらの食糧が日本にはたくさんある筈なのに…。
こういったものを一生懸命生産してくれる事業者を守らず、海外から言われるままどんどん食品を輸入して国内の生産者や生産力を衰退させている今の日本。
そういったものをすっ飛ばしてコオロギ食をどんどん食べろと?
おかしくないですか??
と思う私です。

とは言え一主婦が出来ることは限られます。
だからせめて余計なものは買わない、痛ませる前に使い切る、外食したら残さず食べる。
こういった事を心がけてます。
(美味しいスイーツを食べる時も、こっそり心の中で感謝しながら頂いてます)
世界では9人にひとりが栄養不足な状況にある中で、まずは目の前の廃棄を減らすことや、今あるものに感謝して大事に頂くことをこれからも続けていこう、子供達にも伝えていこうと思います。

たまには真面目に語ってみました。
いろいろ調べながら書いたので、結構時間がかかりましたね^^;
なのでたま~にではありますが、またいろいろな話を書いてみたいと思います。
お読みいただきありがとうございました。


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