くるみによるアレルギーが急増しているというニュースを見ました。
消費者庁が2020年に食品アレルギーを発症したおよそ6000の症例について原因を調べたところ、くるみは、鶏卵、牛乳、小麦についで4番目に多かったということですが、そんなに多かったんだと驚きました。
そんなにくるみアレルギーの人が多いのに、今食品でアレルギー表示が義務づけられているのは、えび、かに、小麦、そば、卵、乳、落花生の7品目だけなので、くるみアレルギーの人は苦労している事が容易に想像できます。
ちなみに我が家の次男はピーナッツ(落花生)アレルギーで、今はまだ完全除去中です。
なので食品アレルギーの苦労はよく分かります。
次男のピーナッツアレルギーが判明したのは約10年前。
その頃にはピーナッツは既に表示義務はありましたが、使われているものも今より多かったです。
カレールウやコンビニのあんまん(これは今も使われていますね)、お菓子やたまに焼肉のたれやごまだれなんかにも入っていたりします。
今はピーナッツアレルギーの事がだいぶ浸透したせいか、カレールウなんかはピーナッツを使わない種類が増えました。
親としては選択肢が増えて助かります。
この10年間いろいろ調べて、食品表示も必ずチェックして、外食の時は必ずHPやお店でアレルゲンを確認して、何とか誤食することなく今まで過ごしてきました。
それでもお店によってはアレルギー表示が無かったりすることも珍しくはないですね。
今までの経験からどんな食べ物に注意しなければならないか分かるようになったので、次男にもどう対処したらいいか教えています。
今後経口負荷試験をしていく予定ではありますが、せめて外食等でアレルギー表示を気にしなくて済むくらいになってくれたら嬉しいなと思っています。
決して節分で年の数だけ落花生を食べられるようになって欲しいなんて贅沢な願いは持っていません。
そもそも次男自身が落花生をぼりぼり食べたいなんて思ってないので^^;
そんな次男を育てる時に一番苦労したのが、夫の仕事の都合でドイツで1年間暮らした時ですね。
なにせ食品の成分表示をはじめとしたいろんなものの表記が全てドイツ語!
私は学校英語しか外国語を習ったことが無かったので、ドイツ語なんて全く知らない。
夫に
『英語が分かれば何とかなるよ』
と言われて移住しましたが、一番家から近いスーパーで全く英語が通じなかった…。
一番最初に買い物に行った時、店員さんと顔を見合わせ
『???』
って状態でしたから(泣)
そんな状況でも人間何とか慣れるもので、ひと月もすれば片言のドイツ語とジェスチャーで買い物も出来るようになりました。
なので向こうに行ってから真剣に調べて覚えたのが落花生のドイツ語(Erdnüsse)。
スーパに行ったらグーグル翻訳片手にこの単語が無いか表示を探しまくって買い物してました。
そのうち含まれるもの含まれないものや、食品製造ラインで落花生が混入する可能性があるものの区別がつくようになり、買い物もスムーズに出来るようになりましたね。
外食も勿論しましたが、ちゃんとピーナッツが入ってないかくらいは確認できる程度の英語は覚えましたよ。
(レストランだと英語はなんとか通じました)
なにせ命にかかわるから必死でした。
そんなこんなで1年後帰国した時は、空港のアナウンスが全部わかる~という事に感動してました。
話が逸れましたが、現代人にとって食品アレルギーはもはや文明病ですね。
早くくるみアレルギーの人が安心して外食や買い物ができる状況になる事を祈るのみです。
それにしてもこんなに食物アレルギーの人が増えるとは…。
悩ましいですね。
お読みいただきありがとうございました。
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