先日実家の母のもとに、新型コロナワクチンの予約に関する書類が来ました。
母は後期高齢者。
そしてひとり暮らし。
そんな母なので、医療従事者の次に案内が来たわけです。
ここ何年も病院にかかることなく元気で、天気が悪くなければ散歩したりして1日1万歩くらいは普通に歩いている母。
おかげ様で特に持病もなくぴんぴんしてますが、今回持病が無い事で結構な苦労をしました。
何かと言うと…
新型コロナワクチン予約
持病が無い=かかりつけ医が無い
のです。
(せいぜいアレルギー性の結膜炎&白内障でたまに眼科に行く程度)
なので集団接種の予約をするしかなかったのですが、この予約が結構大変な作業でした。
予約方法は電話とインターネットからの申し込みの二通りの方法がありました。
ただ母はガラケーしか持っていないので、電話で申し込みするしかありません。
東京や大阪等の大都市では数十分で予約が埋まったというニュースもやっていたし、きっと予約殺到するだろうな。
と思った私は母に
『どうせ家にいるから予約手伝うよ~』
と言い、母は電話、私はインターネットでの予約をすることにしました。
そして予約開始当日。
開始時間と共にアクセスしましたが、やはり集中しているのかなかなかサイトに繋がりません。
ちょっと繋がったと思っても、予約番号を入力して次のページを読み込んだらまたしばらく繋がらない。
母も電話していましたが、話し中で全く繋がらない状況…。
数時間後、市のHPにインターネット予約が出来なくなっているので電話での受付のみという表示が。
アクセスが予想以上に集中したことで、サーバーが不具合を起こしたらしいです。
さすがワクチン大人気(?)
という訳で電話のみの予約になったので、私も電話で参戦です。
ですが全く繋がりません。
電話機のリダイヤル機能を使って2プッシュで繋げていましたが、全くヒットしません。
横で見ていた子供達も
『ワクチン大人気だね~』
と感心しておりました。
下手なコンサートチケットの予約を取るより競争率が高いです。
後期高齢者(とその家族)の底力でしょうか??
それとも市側の想定が甘すぎたのでしょうか???
どちらが原因かは分かりませんが、結局私も母も初日は全く繋がりませんでした…。
とは言えこの時点ではまだ母にも気力がありました。
2日目。
インターネットの予約サイトの復旧がしばらくかかるという事で、この日も電話のみの受付でした。
開始と共にまず電話。
家事の合間に電話。
ひたすらこれを繰り返しました。
週末だったこともあり、子供達とのんびり自粛していたのが幸いです。
ですが全然繋がりません。
母とメールや電話で新着状況を確認しながら電話していましたが、お互い全く繋がらず。
そしてこれが続くと意外と疲れることに気付きました。
リダイヤルボタンと発信ボタンを押す作業をひたすら繰り返す…。
文字で書くとあっさりしてますね。
ですが、全然繋がらないのでイライラしてきます。
1回の電話にかかる所用時間と市が発表する予約の残りの人数を計算して、向こうは何人のオペレーターで対応しているんだろうか?
などと計算してみたり。
余計な妄想が頭をよぎり始めたり…。
そして気が滅入ります。
これが自分の接種予約だったらもう嫌になって止めたと思います。
こんな時間と労力かけて疲弊するくらいなら、やりたい事やって免疫力上げておく方が良いんじゃない?
って何度も思いました。
ですが私が予約しようとしているのは後期高齢者の母の分。
高齢者に新型コロナウィルス感染症はハイリスクだから、やっぱり頑張るしかないか。
それにきっとひとりで電話している母も気が滅入っているに違いない。
そして実際母も2日目には心が折れそうになってました。
合間で散歩に出かけたりしてましたが、電話が繋がらなくて2日目の夜には半分諦めモードになっていました。
こんな感じで迎えた3日目。
またまた電話のみの参戦です。
家事の合間に電話する事数十回…。
やっと数時間後に繋がりました。
そして無事予約を取れました。
母も諦めモードでしたので、予約が取れたことを伝えるとホッとしてました。
やれやれです。
それにしてもこのワクチン予約、もっと効果的な方法はないものでしょうか?
高齢者のみの世帯にインターネット予約はハードルが高いです。
そして電話予約も繋がらなくて母のように心が折れている方がいるんじゃないのかな?
って思いました。
自治体によって方法はまちまちなんでしょうけど、いっそ日時を指定してくれた方がハードルは低かった気がします。
今後も予約難民が増殖しない事を祈るのみです…。
お読みいただきありがとうございました。
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